黄柳川流杖道(つげがわりゅうじょうどう)

令和2年1月3日一ノ宮砥鹿神社奉納演武
杖道のすすめ
 
武道は、日本の伝統文化で一般的に良い行動様式として評価されており興味を持たれている方もたく さんおられます。しかしながら武道を実際に始めようと思ってもどうしたら良いのか?わからずまた、できるかどうか?不安であきらめてしまう方が多いようです。
 多くの方は、武道というと剣道や柔道・空手といった激しい競技をイメージされます。また、スポーツのように小学校・中学校から始めないとできないと思われているようです。
 杖道は、木の杖を使う武道です。護身術を学び体得していく過程で健康な心身づくりを目指します。杖道の稽古は、基本技の素振り稽古と仮想敵を想定した形稽古で特に激しい運動はなく、女性や高齢者の方どなたでもマイペースで続けることができます。
 健康に不安のある方、姿勢が気になる方、武道に興味があり実際にやってみたいと思う方に杖道をおすすめします。
 「転ばぬ先の杖は身体づくり」 武道をライフスタイルに取り入れ健康的な毎日を過ごしましょう。

黄柳川流杖道について

 杖道は、杖を使った武道、護身術で全身運動とバランスの良い身体づくりに役立ちます。
 黄柳川流杖道は、これまでの杖道の技を基本技(素振り)と形(仮想敵への対応技)に体系化したもので稽古場所にちなんで黄柳川流としました。

転ばぬ先の杖は体づくり
無理なく稽古できることで中高年の方にも容易に親しめます。
手と足裏のツボを刺激する健康法、呼吸との関連で気功法が期待できます。
形稽古は仮想敵を想定することから脳の活性化に役立ち認知症予防につながります。

武道でないといけない理由

 たとえ杖であっても、そして仮想敵であっても、また目的が護身であったとしても戦う術を学び身につける限りは正しい活用がなされないといけません。使い方次第では杖が凶器となり術が災いとなりえるからです。
 このことから、体とともに心を鍛える、己を律することを本来とする武道でないといけないのです。
杖道は、人を殺さず傷つけることなく、しかも己の身を全うする武道です。
日本武道創始会発足
日本武道創始会は、杖道の形を創意工夫し、研鑽に励み自ら流儀を創始する仲間の会である。

高齢者向け武道講座「杖道のすすめ」https://youtu.be/QcTzLZBosaQ
黄柳川流杖道
12本  動画YouTube https://youtu.be/H16Pjw616l4
組形              動画  https://youtu.be/Nx1pIjxRqxI
打太刀と仕杖による構成とし、杖の特徴を充分に活かした形とする。
1.遠間にて打太刀の起こり(柄に手をあてる・こい口を切る)をとらえて「不意をつく」「出端をくじく」「機先を制す」技で構成する。
2.構えと変幻自在の連続技で構成する。
3.相手の戦意を喪失させる突きと打ち、さらに残心をもって終える形とする。
4.表裏一体、変幻自在に対応する技を目指す。
無限の構え
*無限の構えは、黄柳川流杖道の特徴で、相手の攻撃に変幻自在に対応できる構えである。